ひとりではなかなか読書も進まない、という人。読み上げたらその結果を人と分け合いたくなる人は、読書会に参加してはいかがでしょうか。読書会に参加を表明してしまえば、ひとつの時間的制約が出来、当日までに読み終えてしまわないといけなくなるので、がんばって読み進めたり時間を作ったりするようになります。本を読むのに人の力を借りるのです。これはかなり効果が上がります。

最近は読書会も多く開催されていますので、ネットなどで少し調べてみて下さい。お住まいの地域で開かれている読書会が見つかると思います。ひとくちに読書会と言ってもその形態はさまざま。あるひとつの課題書を設定し、全員がそれを読んできた上で意見を交わすかたちのものもありますし、最近読んだ本の中でのお勧めを紹介しあったりプレゼンしたりする会もあります。

開催も定期的もしくは散発的。ビジネス書、ミステリ、英国ものなどジャンルに特化した読書会、誰でも参加できる読書会、その場でも参加できるものなど多様です。自分の興味のあるジャンルの読書会に参加するのも良いですし、課題書を見て、それを読んでみたくて参加するかたちもあっていいと思います。

読書会に参加を表明すると良いことは、まず、前述したとおり、人に宣言した以上、読書会当日までになんとしてもその本を読み終えてしまおうと努力することです。何も制約がなかった時とは格段に違う熱心さで、時間を見つけたり本を読んだりできるようになります。

また、人前で何らかの意見なり感想なりを言わなくてはならないとわかっていれば、自然と、本の内容をより理解しようとするので熱心に読むようになります。見つけたポイントや疑問点などもチェックするので、ただ読みっぱなしになることがないのです。また、漠然と感じたことを、人に伝えるために言葉にしておかなくてはいけないので、感じたことも単なる「印象」に留まらず、もっとはっきりとした「収穫」になっていきます。

フィクションやエッセイでも同じことで、自分はここが好きだった、ここは疑問だった、などということを、ただ感じてそのうち忘れてしまうのでなく、言葉にして明らかにしてみると、自分について意外な発見があったりと、本を読んだ「甲斐」が増します。それを読書会の場で発表し、共感されたりすると、とても嬉しいものです。

また、他の人は必ず、思ってもみなかったことに着目したり、違った意見を発表してくれたりします。そんなものを聞くと、目からウロコが落ちる思いをしたり、視野が広がったり、その本に対しても新たな発見があったりして、本をより深く理解することができます(時々、賛成できなさそうな意見に遭うこともありますが・・・)。

もしその読書会の雰囲気が会うようなら続けて参加してみましょう。友達や仲間も増えて楽しいし、情報交換もできます。自分自身の読書習慣の励みにもなってきます。

また、課題書に選ばれる本は良書が多いので、そういった本を紹介してもらえる利点もあります。自分ひとりでは見つけることができなかった本を読む事ができるし、教えられることは多いです。

最初の参加ではペースが掴めずになかなか話せなかった場合も、できたらがんばって二、三度通ってみてください。慣れてしまえばあなたの読書の強い味方、楽しい仲間に、読書会はきっとなるでしょう。

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