「読書メーター」、「ブクログ」などのネット本棚を使うのもよいですが、自分の読書記録に、スマホのアプリを使うのも便利な方法です。また、各種ネット本棚も、スマホ用のアプリを提供していますので、それを使うのも良いでしょう。

アプリを使うと便利であることの第一が、何と言っても、スマホのQRコードリーダーで本の裏のバーコードを読み込むと、すぐに本の情報を読み取って、写真画像入りで表示、記録してくれるという点。実に爽快で便利な使い心地です。その方法でどんどん本の情報が読み込めますので、とてもスムーズに登録ができます。

読んでしまった本の他に、気になる本、読みたい本の情報も取り込んで管理ができます。タグ付けや、フィルタをかけたソート(条件をつけた並べ替えや抽出)、本に関する情報の更新などもできますので本の管理が思うまま。しかも思い立ったらすぐにできる気軽さ手軽さがありますし、外出先でもできますので、人にお勧めされた本や見掛けた本などのデータも、いつでもさっと取り込めて、わずらわしさがありません。

また、そうして集めたデータはインポートやエクスポートができますので、条件が合えば、他のアプリやサービスと共有することもできます。さらに、他のサービスやSNSなどに、ワンタッチで本の情報をシェアすることもできますが、これもアプリならではの便利で使える機能だと言えるでしょう。

書籍管理専用アプリには、とてもたくさんのものがありますので、使い勝手やインターフェイス、見た目などを考慮して、ご自分に合ったものをぜひひとつお気に入りにし、どんどん使いこなしてみてください。

また、専用アプリ以外にも、例えばエバーノートを使って本の管理をすることもできます。

エバーノートは写真もアップすることができるので本の表紙なども撮っておけますし、読書管理用のノートブックを使ってデータをまとめておけますし、各データにはノートブックで分類したのとは別のタグをつけておけば、あとから柔軟性を持った検索をすることができます。

たとえば、読んだ時期(月など)ごとにノートブックを作ってデータをまとめておき、データには本のジャンル(ビジネス書、古典、新作、小説、実用書など)のタグをつけておけば、あとからジャンルごとの読書データを拾い上げたい時にも、すぐに実行できるのです。こうすれば複数の条件での検索が可能になり、読書記録を役立てたい時に威力を発揮します。

また、特に気になったページや文章なども、いちいち入力するのでなく、そのページを写真に撮ってデータにしてしまえばいいので、簡単です。一冊の本のうち、この部分だけがあとから必要になりそうだという場合も、そうやって写真で保存してしまい、本自体は売却するなどすれば、どんどん読んでも本の置き場がふさがることがありません。写真なら図やビジュアルもそのまま記録できますし、細かいデータもいっぺんに保存できて便利です。

本の管理も、思い立った時に、さっとできるとよりはかどるもの。スマホのアプリを使った読書管理も、読書生活の強力な方法となるでしょう。