デキる大人は本を読む!本当の「本読み」になれる20の方法

本は汚して読んでもいい

本の扱い方は、人それぞれです。その人の本に対する考え方や、読書に何を求めるか、また、どのジャンルの本を読むかなどによっても変わってきますが、たとえばいわゆる「本好き」などは、本をとても丁寧に扱います。汚れ、折れなどつかないよう細心の注意をはらい、もちろん書き込みなどはけしてしませんし、ページを折ることもないものです。

一方、本を「汚しながら」読み込んでいく人たちもいます。ビジネス書の読み方指南などには、むしろ、本は「汚して」読むことを推奨しているものも多いのです。

代表的な「汚し方」は、線を引きながら読むというものです。心に響いた箇所、大切と思った箇所に、ペンなどでどんどん線を引いていく。線を引くことによってその文章をより自分に印象づけるのと同時に、これはあとからまた読む(再読する)時に、引いてある線を参考にするためです。(ビジネス書は、手元に置いておく以上は、再読、もしくはあとからまた目を通すことがよく勧められています。)

中には、三色や四色のボールペンを使って、色分けをして線を引く人もいます。気分のままに線を引いても良いのですが、そうして色分けしている人は、たいていは、線の色に意味を持たせています。たとえば、赤い線なら重要と思った箇所、青い線は疑問に思った箇所、緑は共感した箇所、などという色分けです。

さらに、線を引くだけでなく、どんどん書き込みをしてきます。重要と思ったところ、特に感じ入ったところには星印などのマークをつけてしまう。線を大きな波線にしてしまう。この文とこの文の関連が重要、と思ったら大きく矢印をしてしまう、など。

また、感想を書き込んでしまう場合もあるようです。それはひとこと、「すごい!」とか「なるほど!」とか、あるいは「うーん・・・」などでも構わないようでしょうが、読んだ時点での気持ちを書き残しておくのです。さらには、そこから一歩踏み込んで考えたこと、思いついたこと、関連して思い出したことなども余白に書き込んでしまいます。ここまでやりこむと、すでに、本は一冊の本を越えて、重要な、アイデアノートにまでなってしまいます。

本に直接なにかを書き込むのは気が引ける、という人は、ふせんを使う方法もあります。ふせんにも実にさまざまな種類があり、一般的なものから少し細いもの、極細なもの、先端だけに色がついていてそれ以外は透明なので、ふせんを貼っても下の文字が見えるものなどさまざまです。

貼ってはがせるふせんケースに入っていて、それを本に貼って持ち運べば、別にふせんを持ち歩く必要がなくなるし、ほしい時にいつでも使えるという、すぐれたふせんも販売されています。また、幅広で書き込みに適したふせん、丸や三角のユニークなかたちをしていて、貼ると矢印やマークの替わりになる、楽しいふせんもあります。ふせんの場合も三色ボールペンの時と同じように、ふせんの色に意味をもたせ、内容によって色分けをして、貼ることができます。

本を大事に扱うのもよいものですが、徹底的に「汚して」自分のものにしてしまうのも有効です。そうしていっそう内容の濃い、世界に一冊の本にしながら読み込んで、楽しみながら、その本をすっかり自分のものにしてみませんか。